こんにちは、Tzedakah Fishing Club管理人のがくとです。
今回は冬の名物、船からビンチョウマグロ(トンボ)を狙うタックルの紹介です!
ちなみに去年はライトタックルで挑んで大失敗をした筆者ですが、そこからかなり勉強してきましたので、そんな失敗を元にお勧めするロッドを紹介していきます!!
リールについてはこちらの記事でまとめています↓
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トンジギのターゲットはビンチョウマグロだけではない!?
トンジギといえば船でビンチョウマグロをジギングで釣ることの略語ですが、実はターゲットはビンチョウマグロ(トンボ)だけではないんです。
もちろん海域によって様々ですが、筆者がよく行く海域ではヒットした魚の3分の1はキハダマグロとカジキマグロという船もあるくらいで、いろいろな魚種にも対抗できうるタックルが必要になってきます。
ちなみにクロマグロがヒットすることもありますが、流石にクロマグロ前提でタックルを決めちゃうとデメリットも大きいので、今回はビンチョウマグロ兼キハダマグロ30~50kg程度なら難なく釣れる程度のパワーのあるロッドを紹介しています!
『失敗から学ぶ』トンジギタックルに必要な要素とは
それでは、トンジギタックルで必要な要素とは何でしょうか?
筆者の失敗談からいくつかの要素を考えましたので共有します。
- ある程度パワーがある
- それでいてしっかりと曲がる
- ガイドが太い
- 長時間の釣りでも疲れにくい
結構当たり前のことを書いてる部分も多いですよね。逆にいえばこれさえクリアできていれば基本的にはどんなロッドでも釣れるのではないかと思います!
パワーがあって曲がるロッドを選ぶ
基本的にマグロ系は青物に比べて格段にパワーが強いです。(当たり前ですが汗)
それは魚の動きが比較的穏やかになる冬も同じで、良型のマグロがヒットした場合、人間の力で対抗するのはほぼ不可能に近いと考えて良いと思います。
そこで活躍するのがロッドのパワーと曲がり具合!
そもそもパワーがないとマグロに負けてしまって自由に走られちゃうので、ある程度はロッドパワーでマグロの体力を奪うことが必要になります。それでいて、ロッドがしっかりと曲がることで、そのロッドが元に戻る反発力を利用してマグロを浮かせることが可能です。
この2つが揃っているロッドはかなり高価なものが多いですが、それだけの価値があると思ってください!!
太いガイドのものを選ぶ
これに関しては、スピニングタックルでトンジギをする際にはあまり気にしなくて良いのですが、ベイトタックルで挑む場合は要注意です!
トンジギでは3〜5号のPEラインに70ポンド〜時には120ポンドのような太いリーダーを直結してます。太いライン同士を結ぶわけですから、結び目はとっても太くなります。
さらに、リーダーの長さは人によっては10m以上確保している場合もあり、直結している部分が基本的にはガイドを通ってリールに巻かれた状態になりますので、その太い結び目がガイドに干渉しないくらいの大きさのガイドが必要になりますよね。
最近のロッドはかなりパワーが強く、「青物用のライトタックルでもトンジギをできますよ」と言われていたりもしますが、ガイドの太さが小さいものも多く、ここを注意しないと、筆者のように痛い目を見ますのでお気をつけください。
それでは、ここからは本題のトンジギにおすすめのロッドを、スピニングとベイトに分けて紹介していきます!!
おすすめのロッド紹介【スピニングタックル編】
トンジギってベイトタックルでするイメージが強いですよね。一体スピニングタックルですることにメリットはあるのでしょうか…?
まずはメリット・デメリットを見ていきましょう!
- パワーのあるロッドやリールが多い
- フォールスピードが早く、いち早く適切な棚に合わせることができる。
- 風が強い時に横引きに強く、ジャークのアクションにもキレを持たせられる
- しゃくる時にかなり水の抵抗を感じるためアクションが重たく疲れやすい
- PEラインのカラーを覚えていないと適切な棚が分からない
- フォール中のあたりを取りにくい(というか釣りにかなり慣れないと取れないです。)
【ゼロドラゴン】ZL5113
このロッドの最大の特徴は、美しすぎるブランクスですよね!
正直トンジギに使えるロッドはいろいろなメーカーから発売されており、性能がそこそこ良いものもたくさんあります。
ただ、ここまでデザインにも拘られているロッドは他にないと言っても過言ではないほどの美しさで、個人的には使うのも恐ろしいほどです。(お金に余裕があるなら2本買って部屋の壁に飾りたいと思っちゃいます…)
もちろん性能面でも文句なしで、かなり粘りのあるブランクスを採用しており、手元からロッドが曲がってくれて魚をバラしにくく、さらに驚異の反発力です。そこまで大型でないビンチョウマグロ程度ならロッドのパワーだけで浮かせることも可能なくらいのパワーで信頼性抜群。
ちなみに友人が和歌山紀北でジギングの際に使用した際には、水深50mほどの海域でたったの3分程度で9kgのブリをキャッチ。マグロだけでなく大型の青物が釣れる冬のシーズンにはもってこいのロッドです!!
スペック
Length | 5’11″(ft) |
Drag max | 12kg |
Jig weight | 180 – 450g |
Line | PE 3 – 5 |
Price | 定価64,600円 (税込み71,060円) |
かなり高級なロッドにはなりますが、予算があるのなら間違いなくお勧めできる一振りになっております!!
売切御免
※Amazonなどでほとんど販売がなく店舗での購入、もしくは公式サイトからの注文のみとなっております。
【DAIWA】SALTIGA R J62S-4 LO
超大手メーカーDAIWAが誇る最上位モデル『ソルティガ』から発売されている至福の一振り。
先端部に大口径のKガイドを装着しており、太目のリーダーでも難なく抜けてくれるのでストレスなく釣りを楽しめます。
そしてこのロッドの最大の特徴は、釣り方や対象魚種に合わせてロッドを自由に選べるところ!ハイレスポンスモデルやローレスポンスモデル、さらにミドルレスポンスモデルなど、同程度のロッドでも種類が複数あり従来に比べて、より自分の好みに合わせたロッド選びが可能になります!
今回紹介する「J62S-4 LO 」ではPE4号を前提に設計されており、ローレスポンス特有のしなやかなブランクによるワンピッチジャークにより、ジグをナチュラルに動かすことが可能です。トンジギでは基本的にハイピッチでのアクションはせず、ロッドを大きく振ってナチュラルなワンピッチジャークで誘うことが多いので、まさにトンジギにもってこいのロッドとなっております。
スペック
Length | 1.88(m) |
Lod weight | 161(g) |
Jig weight | MAX250(ドテラ流しで500g程度なら使用できるとの情報あり) |
Line | PE MAX4 |
Price | 本体52,500円 |
今回紹介するスピニングロッドの中で、間違いなく最軽量のロッドなので、女性の方でも比較的楽にトンジギを楽しむことが可能です!また、同メーカーのリール(ソルティガ,キャタリナ,セルテート)との色合いも合うように調整されているので、一緒に使用することでかなり見た目的にも性能的にもゴージャスなタックルになります!
SHIMANO】グラップラーBBタイプJ S56-6
ここまで2本のスピニングロッドを紹介してきました。両方とってもスペックが高く良いロッドではあるのですが、値段が高くなかなか手を出しづらい方も多いかと思います。
そんな方にお勧めなのが、このグラップラーBBタイプJシリーズです!
正直トンジギってスピニングタックルでやると半端ないくらい重たくて腕がパンパンになります。どれくらい軽量化されたロッドを使用したところで修行のようになりますから、
「多少ロッドが重くなろうがどーせしんどい!」
と腹をくくれる方にはとことんお勧めしたいロッドです!!
性能は流石にソルティガや同メーカー上位モデルのオシアシリーズには劣りますが、こちらのロッドにも「ハイパワーX」を搭載しており不快なネジレやブレを抑えると同時に、オフショアロッドに必要なレスポンスとパワーが向上されております。
沖縄で釣りをするみたいな、よほど大きなキハダやカジキがかかるような環境でないのでしたら、このロッドで十分対抗できるかと思います!
スペック
Length | 5’6″(ft) |
Drag max | 12kg |
Lod weight | 245g |
Jig weight | MAX300g |
Line | PE MAX6 |
Price | 本体価格20,800円 |
ソルティガに比べてかなりロッド自体の重量が重たくはなっていますが、体力がある方にはオススメです!!
おすすめのロッド紹介【ベイトタックル編】
これまでに3つのスピニング用ロッドをご紹介しました。ここからはベイトタックルでおすすめのロッドをご紹介します!
と、その前にベイトタックルのメリット・デメリットを軽くおさらいしましょう(^^)
メリット | デメリット |
---|---|
スピニングタックルに比べて引き抵抗が軽く、疲れにくい フォール中のバイトがとりやすく、小さなあたりを逃しにくい 縦方向の釣りに最適で、波が穏やかなときは非常に快適に釣りをできる。 | バックラッシュなどのベイトリール特有のトラブルが起こる可能性があり最初は練習が必要。 パワー重視ではないので丁寧にやり取りする分取り込みまでに時間がかかる ドラグ性能がスピニングよりも劣るため、超大物がかかった場合かなりラインを出される |
スピニングタックルとは全くと言っていいほど違いますよね。
そのため理想は2種類のロッドを用意することですが、予算的に厳しい方も多いと思います。もし予算的に厳しいのでしたら以下のいくつかの条件を参考にしながらどちらのタックルにするか決めると良いかと思います◎
- ロックショアジギングなどを嗜んでおり、大型リール(10000番以上)を所持している→スピニングタックル
- タックルを全て購入する必要がある→ベイトタックル
- 過去にベイトリールを使用したことがある→ベイトタックル
- 辛い修行に耐えられる(またはドM)→スピニングタックル
- とにかく快適に釣りを楽しみたい→ベイトタックル
ちなみにリールに関してはベイトリールの方が比較的安い値段で購入可能です。そのため出来るだけ予算をかけたくない方にもベイトタックルはおすすめ!
それでは筆者おすすめのベイトロッドを見ていきましょう!!!!
【DAIWA】SALTIGA SJ AGS TG 55B-4
DAIWAから昨年(2022年)に発売したばかりのスロージギングロッドです。おそらく他のメーカーを含めても最上位のスペックを誇るのではないかと思っております。
高弾性&高強度を実現させたフルソリッドブランクを採用。さらに短めのブランクに軽量かつ高剛性の『AGS』を装着することで、操作性と感度を大幅に向上させており、ワンピッチでフォールを入れず上げのハイピッチジャークで食わせることも可能です。当然フォールを入れながらも釣りも可能なので、非常に万能なロッドとなっています。
ちなみに魚がヒットした後は、フルソリッドならではの最高の強度で、ロッドをぶち曲げながらファイトを楽しめることが可能です。ちなみに、筆者も購入しましたが、スタイリッシュでありつつもリールシートがコルク風でおしゃれも取り入れられており、かなり良い見た目をしていますよ!
スペック
Length | 1.64m |
Lod weight | 127 |
Jig weight | 200-300g |
Line | PE 1.2-3.0 |
Price | 本体価格63,000円 |
ぜひ最高級ロッドを味わってください!!
【SHIMANO】オシアジガー フルベンド B60-5
先ほどのソルティガはフルソリッドを採用していました。フルソリッドのメリットは驚異的な強度で最高の曲がり方をすることで、魚をバラしにくく、それでいてロッドのパワーで魚を浮かせることが可能ですよね。
ただ、「ネジレに弱く、ブレる、ダルい」というデメリットもありました。
そこを改善すべく開発されたのがこのロッド!
『フルソリッド×チューブラ』
この2つの良いとこどりをしているからこそ、自在にロッド操作ができつつもしっかりと曲がることで魚を浮かせられる。まさに最高のロッドだと思います。
スペック
Length | 6’0″(1.83m) |
Drag max | 8 |
Lod weight | 181 |
Jig weight | MAX400 |
Line | PE MAX4 |
Price | 本体価格59,000円 |
今までチューブラ(もしくはフルソリッド)ばかり使用している方には慣れないロッドでもあるので、もしかしたら使いにくいと感じる方もおられるかもしれませんが、最高の一振りには間違いないので、あたらしい世界に思い切って使用してみるのもありかと思います!!
最後に
今回ご紹介したロッドは、全てかなり高価なものになっております。
ただそれだけのお金を使っても価値のあるロッドばかりですし、大きくて体力のあるマグロを釣るためには、最低でもこれくらいのパワーのあるロッドが必要になることでしょう。
かなりお金のかかる趣味ではありますが、ぜひ夢の超巨大マグロを狙って、最高の冬をお過ごしください!!