こんにちは、Tzedakah Fishing Club管理人のがくとです。
ナイロンラインって値段の違い大きすぎない!?!?
こんなことを思いながら、筆者はこの激安ナイロンラインを使用していました。
Amazonだけでなく釣具屋さんでも1000mがたったの800円程度で売られています!
1mあたり0.8~1円程度ですよ。やばくないですか!?
仮に、このナイロンラインが平均的な性能を発揮してくれるのなら、わざわざフカセ釣り用の高級ナイロンを購入する必要がありません。
この値段の裏には何が隠されているのでしょうか?
調べてもパッとした回答が得られませんでしたので、ダイワの知人やふかせ釣りに精通している釣具屋さんなどでお話を伺ってきました。
今回はふかせ釣りの特性も交えながら解説していきます!!
高級ナイロンの方が品質が高い
そりゃそうです。当たり前というか、もし高級ラインの方が品質が劣るようなことがあれば大問題です。
それではナイロンラインにおける「品質」とはどう言うものなのでしょうか?
メーカーやラインによって様々な特性があり、品質と言っても一概に「コレ!」とは言えませんよね。
そしてこちらも当然ではありますが、最初に紹介したナイロンラインには、特筆した耐久性や撥水性などの特性はありません。
「耐久性」や「撥水性」って必要なの?
先ほど、高級ナイロンラインには「撥水性」や「耐久性」などの特性があると書きました。逆に激安ナイロンラインには、それらの特性はありません。
極端な話をするならば、「2~3回の釣行毎にナイロンが水を吸ってしまい痛むので交換する必要がある」と言うことです。
そしてここで鋭い方ならこのように疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
高級ラインでも数回釣りをするたびに交換しないとダメって言われているよね?
そうなんです。実は高級ナイロンラインでも、3〜5回(または1ヶ月〜3ヶ月)に一度はラインの交換をすることを推奨されています。
理由はナイロンラインの表面に施している撥水性能は万能ではなく使用とともに減少するからです。そして撥水性能が落ちているナイロンラインは、当たり前ではありますが水を吸いますし、それによってナイロンラインの劣化も起こります。
極論的な例えではありますが…
- 30回使用した高級ナイロンライン
- 5回使用した激安ナイロンライン
どちらが品質が高いと思いますか?
答えは「2. 5回使用した激安ナイロンライン」です!(※商品や状況にもよりますが…)
30回も使用していれば、当然ナイロンラインに傷がついている可能性もかなり高いですし、水分をかなり吸ってしまって劣化もしているでしょう。
それに比べて5回しか使用していない激安ナイロンラインは劣化はあるものの30回使用したものに比べたらはるかにマシです。
30回同じナイロンラインを使用するのなら、5回毎に交換する方がマシと言うことになります!
金額的には
高級ナイロンライン | 激安ナイロンライン |
30回使用 | 5回毎に交換(計6回交換) |
2000~3000円程度 | 700円のラインが3つ必要なので2100円 |
なんだか激安ナイロンラインの方が、良さそうに思えてきませんか?
かくいう僕もずっと激安ナイロンラインを使用していますが、実は今回の釣行からついに高級ナイロンデビューを果たしました!
なぜ浮気したのか、それは次の章のデメリットが恐ろしすぎたからです…
激安ナイロンは太さが均一ではない?!
先ほどから何度も言っている「品質」ですが、実は激安ラインにはある致命的なデメリットがあるようです!
まずはこの画像をご覧ください。
この画像の例は極端ではありますが、高級ナイロンラインは太さが均一なのに対して、激安のナイロンラインは太さにばらつきがあるんですよね。
例えば「2号」と表記されていても、実際に計測すると1.9号程度しかない部分や逆に2.1号以上ある場所もあると思います。表記より小さい場合は問題になることは容易に想像できますが、実は表記より太い場合もラインの太さにばらつきがあると、ライン強度は大幅に低下してしまいます。
これがいちばんのデメリットになるのではないでしょうか?
もちろん強度が落ちる分3号を使ってあげれば良いのですが、それだとサシ餌に違和感を与えてしまい魚がスレる原因になったりもします。
結論
良型のグレが狙えるのなら、高級ラインで多少お金がかかっても安心してファイトできるように備える方が良い!
と言うことですね。
逆に言うとアベレージ20cm程度しかないような堤防などからグレを狙うのでしたら、激安ラインでも十分だと思いますし、「そういうところで何度もグレを釣って練習したい!」と言うような方にも、この激安ラインはおすすめだと思います!
これからは「とりあえず高い方が良いに決まってる!」と思うのではなく、それぞれに合ったラインを選ぶと釣り人としてのレベルも上がりますし、お金を節約できるので奥さんに叱られないかもしれないですね????
現在、筆者が使用しているナイロンラインはこちらです。