こんにちは、「Tzedakah Fishing Club」の管理人のがくとです。
凶暴でいてかつ可愛らしい見た目の魚、その名も「うつぼ」
関東の方面ではあまり食べられていないそうですが、実は味も非常に美味しくてたまに食べたくなるんですよね(?)
というわけで今回は和歌山県白浜町の地磯からウツボ狙いのぶっ込み釣りをしてきたので、その時のお話をまとめてみようと思います。
ポイントの紹介は最後にありますので、最後までよろしくお願いいたします????
タックル紹介
実はぶっ込み釣りをするのが人生初でして、専用タックルも持っていないし(買い揃えるお金もない)、どんな仕掛けがいいのかも分からない。
タックルの紹介とはいっても石鯛やクエを釣るわけでは無いので、専用タックルじゃなくても良いだろうということで、
船で使用している落とし込みタックルで挑みました!
使用タックル
- Rod:ごういん アオモノ
- Reel:SALTIGA IC 300
- Line:UVF SALTIGA SENSOR 12BRAID EX+Si 2.5号 300m
岩場に擦れてPEラインが切れないようにナイロン70ポンドをFGノットで直結。
そのさきに親子スイベルをつけ、ナス型錘と針をくっつけるだけの簡単な仕掛け!
親子スイベルで錘を固定するのではなく、餌が誘導するような仕掛けを作ろうか迷いましたが、まずはこれで試してみます!
錘の方は捨て糸として40ポンドのナイロン、本糸には70ポンドを使用。
針もクエや石鯛用の大きいモノではなく、ガマカツから発売されている太地ムツの14と18号を購入してみました。
今回はタックルも針もかなり適当なので、万が一大物がかかったらどうなるのか不安もありましたが、
とにかくこのタックルで試してみて無理なら専用のもの購入を検討しようと思いこのタックルで出陣!!
餌は何がおすすめ
インターネットで調べてみると、主に浅い岩礁地帯に生息しており、エビカニ(甲殻類)、軟体類(貝)、タコなど捕食しているとされています。
ぶっ込み釣りでウニやサザエを購入したことある方なら当たり前のことなのかもしれませんが、餌代の高さにビビりました。
という訳で餌代もケチって、今回は半額になっていた冷凍えびを10匹程度と、
そしてイワシなどの小魚でも釣れると情報を得たので釣具屋さんで冷凍イワシを1パック買っていきました。
これが吉と出るか凶と出るか…
そこら辺も色々検証してみようと思います!
AM4:30 実釣スタート
高速代もケチるため、家から一般道で約5時間。
かなり疲れていましたが、とりあえず朝まずめまでに間に合いました。
実は去年の秋にエギングで一度来たことがあり、かなり遠浅ではあるものの石鯛やウツボの釣果が高いと聞いていたので、いつか行こうと思っていたポイントです。
少し離れたところに1人石鯛狙いの釣り師さんがいるくらいで他には全然人がおらず、とても広々と快適に釣りが出来ました!
(ちなみにこの方に後でとんでもない魚をいただきます…)
朝まずめの高活性なタイミングは海老で挑戦!
まずは半額で購入した冷凍えびからスタート!
普段のオキアミと同じように取れやすい頭を外して、針につけて投げるだけ。
頭はまとめて海にポイ!撒き餌にもなって一石二鳥です✨
グレやカサゴは釣れるものの、なかなか大物の反応が悪い…
ってかこのサイズのグレが、14号のムツ針にかかったことが驚きです。
ぶつ切りにしてウツボの餌にしようか迷いましたが、冬にはふかせ釣りもしたいので大きくなってもらうためにリリース。
更なる大物を求めて冷凍イワシでぶっ込み開始
1時間ほど海老で小魚と遊んでいましたが、流石にエビは人気者のようで餌取りが多く釣りになりそうにないので冷凍イワシに変更。
大型のウツボならイワシを丸呑みしてくれると思うので、少しでも餌が長持ちするように、目から通した針をエラの部分に刺して固定しておきます。
一応撒き餌として去年の秋に釣ったアジやイワシの頭を投入。
これで少しでも活性が上がってくれると良いのですが、イワシに変えてから2時間。
特にあたりもなく太陽も完全に登りきっています。
とりあえず朝まずめには釣果を挙げられなかったので、一旦休憩のために朝食をとり仮眠。
長時間の運転でかなり疲れていたのか目を覚ましたら11時でした(笑)
お昼の部、釣り再開!のはずが…!!?!
仮眠をとってかなり元気になったので、再びイワシをつけて仕掛けを投入。
しばらくすると隣の方が釣りを終えて帰る準備をしていたので仕掛けを参考にしたく色々お伺いしていたのですが、
まさかの息子さんがYoutubeで紀州和歌山での磯釣りをメインに動画投稿しているそう!!
しかも目の前で色々教えてくださってたお父様もたまに動画にでているみたいで早速写っている動画を見てみたのですが、
すごい豪快なファイトで石鯛(銀ワサ)を釣られていて圧巻でした!!
釣れているポイントも丁寧に解説しておられて、沖磯は一度も行ったことがないのですがとても参考になりました!!
他にも串本などでも釣りをされているようですで、もし和歌山県の南部で磯釣りをしてみようと考えている方は参考にしてみてください!
この日も30cm超えの石垣鯛を釣ったそうで、しかもこんな高級魚をまさかの帰り際に頂いちゃいました!
餌として持ってきていたサザエも頂いたのですが、まだ生きており食べれるとのこと。
せっかくなのでお家に帰ったら石垣鯛と一緒にお料理します!
今回魚をいただいた方の息子さんがチャンネルを運営されているそうで、
今回記事を執筆するにあたって、先日の魚のお礼も兼ねて動画の使用許可をいただく為に連絡させていただいたのですが、
突然の連絡にも関わらずとても丁寧にお返事をいただきました。本当にありがとうございます!!!!
ちなみに石垣鯛とサザエという超高級な2品を頂いちゃって筆者の釣果が霞んじゃいましたが、
この後しっかりと本命のウツボちゃんに出逢えました(笑)
少し小さめですが70cm程度のウツボも釣れたので大満足です!!
美味しく食べるまでが釣りの醍醐味!
今回は本命のウツボを1匹釣ることが出来て、本来であればこの子をいただく予定でしたが、
まさかの出逢いと高級魚…。
本当は1日寝かした方が甘味が増して美味しくなるそうですが、
せっかく生きたままの状態で頂いたので一番新鮮なうちに食べたいと思い急遽予定変更!
(ウツボは後日美味しくいただきました。)
まずはお刺身です。薄く切ったにも関わらずかなり食感が強く、また甘味もしっかり感じられて非常に美味でした。
筆者的には真鯛や石鯛より好きかもしれない…????
お刺身を食べながら晩酌をしている間に半身は煮付けにしてみました。
今回は素材の味を楽しみたいので余計なものは入れず定番の調味料の、醤油・みりん・酒・砂糖 のみで煮付けました。
こちらも全然臭みがなく味はとっても美味しい。そして何よりびっくりしたのが、刺身とはうって変わって身がふわふわなんです!
鯛というより、どっちかというとグレの煮付けのようなふわふわとした食感が堪らなく美味しく、お酒が進みます!!
晩酌の〆に、餌用に購入したらしいサザエの酒蒸しです。
とはいっても酒蒸しを作ったことがなく、作り方が分からないので少量の水をはったフライパンにサザエを並べ、そこに日本酒をかけて蒸しただけのシンプルな料理!
最後に少し醤油を垂らしたもう1分蒸しあげれば完成です!
てっきり餌用だから身がやせ細っていてあまり美味しくないのかなと、期待はしていなかったのですが、
しっかりと期待を裏切ってきました!
とてもプリプリで味も濃く、とても美味しい一品です。
反省点があるとすれば蒸しが甘かったのか、貝の中のアルコールが全然蒸発しておらずしっかり酔っちゃいました(笑)
餌としてクーラーの中に海水を張って生かしていたので、砂抜きをしなくても内臓ごと食べられました!
ぶっ込み釣りをして、余ったサザエは食べてみても良いかもしれませんね。
※餌用として売られているものは食用に水質管理などがされているか分かりません。もし食べられる際は購入店に確認するか、もしくは自己責任でお願いいたします。
今回のポイント
南紀白浜ICを降りてすぐの国道42号を南方面に約15分で到着します。
近くにコンビニはなくコンビニに行く際は白浜ICから国道42号を北向きに5分走らないといけないため逆方向ですが、
このポイントに行く道中にある釣太郎で飲み物を購入できるので、軽食だけ持って行っておけば飲食に困ることはないと思います!
ちなみにイカも釣れるみたいですよ
沖向きは岩場が斜めになっており、また根も荒いためエギングが難しいですが、横は崖になっており海藻も結構生えていていかが釣れそう!
というわけで少しだけエギングもしようと思い、キャストした直後に竿先に違和感が…!?
慌てて合わせたのですがドラグを調整し忘れていた為ゲソが切れちゃいました。
イカちゃんごめんなさい、ゲソだけその場で美味しくいただきました。
まとめ
今回はウツボ釣りのつもりが、YouTuberのお父様と出逢えて、しかも高級魚にサザエまでいただくというまさかの結果になっちゃいました!
頂いた石垣鯛は非常に美味しく今度は自分で釣ってもみたいので、いつかタックルを揃えてリベンジします!!
今回お世話になった
小川裕介「紀州の磯から。」様の
チャンネル登録もよろしくお願いいたします!