こんにちは、「Tzedakah Fishing Club」の管理人のがくと(gakuto_whale)です。
いま、和歌山市内から出船のルアー船で白甘鯛が爆釣してるってご存知ですか?
高級魚として有名な甘鯛の中でも特に高い価格で取引される白甘鯛。キロ単価は15,000円以上で高いものでは50,000円という価格でやり取りされることも…
ハマチ(イナダ)が市場で1000前後で売られてる事を考えると、白甘鯛がいかに高級かが分かると思います。
今回は友人と2人で、白甘鯛を実際に釣りに行ってきましたので、その様子をまとめようと思います。
※今回は背景が写る写真撮影NGでした。念の為に釣り中は写真撮影をしていませんのでご了承ください。
ブログ執筆者募集中!
どうせ釣りをするなら、
ブログを書いて一緒に
釣り界隈を盛り上げませんか?
報酬や必要事項に関しては希望者のみご説明します。
また独立してブログを運営したい方には
その為のサポートもしております!
ぜひ一緒に釣り業界を盛り上げていきましょう✨
白甘鯛とは
系スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属に分類される魚で、日本近海では3種類のアマダイが確認されています。
- アカアマダイ
- シロアマダイ
- キアマダイ
その中でも特に白甘鯛が高級とされています。
生息地は水深30〜100mの比較的浅場の砂泥地に生息しています。
群れを作らず、警戒心がかなり強いのも白甘鯛が釣りにくいポイント。
釣った白甘鯛のお腹から、イソメの様な虫が出てきた為、恐らく砂泥に身を潜めて餌を捕食してるのでは無いかと思います。
甘鯛釣りといえばエサ釣りが人気だが…
エサ釣りで釣るのが一般的で、エサはオキアミをメインにイソメやホタルイカでも釣れるそう。
仕掛けは以下の通り
簡単な仕掛けで釣ることができるので、ビギナーの方でも楽しみやすい釣りとなっています。
餌釣り以外ではメタルジグやタイラバでも狙うことが可能ですが、少しコツがいるみたいで釣果にかなりの差が生まれるみたいですね。
タイラバで白甘鯛が狙える!?
ここからはタイラバでの狙い方について解説していきます。
ちなみに関西で白甘鯛を狙える遊漁船はこちらでまとめていますので、参考にしてみてください!
タックル編
水深が比較的に浅いため、ヘッドの重さも60~100g程度のものを使用することがほとんどですので
ほとんどどのロッドを使用しても問題なく釣りが成立します。
強いていうなら、1匹バラす毎にニンテンドースイッチliteを海に落とすくらいの金額をバラすことになってしまうので
グラスソリッドのような魚に警戒されにくくバラしにくいロッドを選択するのがベスト。
ちなみに筆者は 紅牙X 69MB-S を使用していました。
1万円台で購入できる低価格帯のロッドですが、今回の白甘鯛だけでなく真鯛やハタ系の魚、青物でも特に問題なく釣ることができたので、タイラバを初めてされる方におすすめです!
リールは船釣りやタイラバに慣れていない方は、水深カウンター付きのリールを購入することをおすすめします。
カウンターがあれば、アジやメバルなどの餌釣りの船でも手軽に使用できるのでかなり汎用性高いですよ!
筆者の使用リールは 21ソルティガIC100 です。
ヘッドやスカートで明らかに釣果の差が現れる
一般的にタイラバは完全にバーチカルよりも45度程度角度をつけて流してあげる方が釣れると言われています。
理由は斜めに引くことでボトム付近で長い時間アピールできるからです。
しかし白甘鯛を狙っていて思ったのは、斜めに流すと全然食ってくれないということ。
つまり潮に流されない重さのヘッドが必要になります。
釣りをしたポイントは28~36mとかなり浅場で普段なら45gなども多用していましたが、今回はメインで80gを使用し、潮が緩い場合に60gに落とすなど、通常より少し重たいヘッドを使用。
ヘッドの形状も色々なものが発売されていますが、楕円型、フットボール型などのフォールが早くバーチカルに向いているヘッドがおすすめ。
逆に丸型や船底型などのフォール速度が遅かったり、バーチカルに向いていないヘッドは、あまり釣れませんでした。
(全く釣れないというわけではないですが、ヘッド形状で釣果にかなり差が生まれました。)
ヘッドカラーはオレンジを使う方が多かったですが、緑やカラーなしでも同じように釣れていたので、あまり拘らなくて良さそう。
今から購入するなら他の魚種でも使われやすいオレンジや赤色のものを用意しておけば問題ないと思います。
さてスカートのお話に移行します。
スカートやネクタイ部は各メーカー色々なものを発売しており、また自作されてる方も多いと思います。
スカートにはストレートタイプとカーリータイプの2種類が存在しますが、
この日は白甘鯛に関してはカーリーでしか釣れませんでした。
もちろん日によって差はあると思いますが、今回の海域での釣果はほとんどがカーリータイプのスカートでの釣果とのこと。
カーリータイプの赤やオレンジなどアピール力の高いものなら、どこのメーカーのものでも白甘鯛からの反応があると思います!
筆者のおすすめはプロスペック極の赤虎というカラー。ストレートのものもありますが、今回はカーリータイプを使用しました。
これが一番釣れる印象ですので、普段ダイワやジャッカルを使用している方でも1つはタックルボックスに入れておくと良いと思います!
釣り方は至ってシンプル
ここからは白甘鯛を確実に釣る方法について伝授します。
※日によっては違う誘い方が有効な場合がありますので、今から紹介する釣り方をメインに、少しずつ調整されるとより釣果アップにつながると思いますよ!
通常のタイラバのようにまずはボトムまで仕掛けを落としていきます。この時少しキャストして斜めに落とすのではなく、出来るだけバーチカルを意識して落としていきます。
着底したらすぐにハンドルを5回ほど巻きます(約1m程度)
この時ボトムの砂泥を感じられる程度の重さかを確認してください。ヘッドが流されずかつ少し砂泥に埋まって抵抗を感じるくらいの重さがベストです。
ただし、大きすぎると白甘鯛に見切られてしまうので、80以上を使用する場合はタングステンのヘッドも視野に入れます。
これを釣れるまで繰り返すだけで簡単に白甘鯛を釣ることができますよ!
底取りがかなり重要なこと、バーチカルを意識することを頭に入れておき、少しでも流れ始めたら初めからやり直す方が良いと思います。
着底後5回程度と書いていますが、この日10回巻いて底に落とす方とではかなり釣果に差がありました。
白甘鯛は砂泥に巣穴を作って潜める習性があるため、1mよりも上に仕掛けがあっても基本的に追ってこないことが理由だと思います。
そのためほとんどボトム付近をネチネチ攻めるのが良いと思います!
釣果はこちら
10人の乗合便で白甘鯛99匹。他にも良型の真鯛やマゴチ、ホウボウ、チヌも釣れました!
筆者は友人と2人で19匹。乗船料金が1人1万円なので、1匹釣れたら元は取れる魚がこの数…
実際にこの量を市場で購入すると20万円はゆうに超えるので、あらためて今回の異常さが伺えます(笑)
おすすめの料理
料亭のメインディッシュなどで提供される甘鯛は火を入れて食べることが多い魚ですが、生の刺身も絶品です。
新鮮な白甘鯛のコリコリとした食感と甘鯛の名前の通りの甘い身室が生で味わえるのは釣り人ならではですよね。
皮目が美味しいと聞いて湯引きも作ってみましたが、皮に臭みなどが全くなく、こちらも最高です!!
1日寝かしてあげるとねっとりとした甘味が口中に溶け出すので、たくさん釣れた方は次の日に刺身を食べるのも良いと思いますよ。
続いてはフランス料理のポワレ。
今回は多めのオリーブオイルで鱗ごと焼いちゃいました。
3枚に下ろした後、ぶつ切りにして焼くだけで簡単に作れちゃいます!
鱗がザクザクと食べられてすっごい美味しく、また鱗お陰で旨味が外に漏れ出すことなく焼き上げられるので、かなりジューシーに仕上がります。
頭や骨はお味噌汁などにして食べらた絶品なので、捨てずに出汁を取ってみてください!!
追記:ワームは有効?
インスタグタムで質問をいただいたので最後に追記しておきます。
これに関してはまだ検証中の部分も多いため一概に言えませんが、
イソメのようなワームではあまり釣果に差が生まれませんでした。
つけて釣れることもあれば、つけない方が釣れることもあるといった感じなので、お金に余裕があれば購入してみても良いと思います◎
前日に船長に電話をしてみて、ワームをつけた方が釣れるのか聞いてみても良いかも知れませんね!